【SG−NET代表のコメント】


 「サイクルショップ和田」の社長は和田博之さんと言い、私とのお付き合いはかれこれ8年近くになります。
 最初は、子供の自転車がパンクしタウンページで探しました。それが和田さんです。電話では「お家を教えてください。すぐに取りに行きます。」との返事が返ってきました。内心ホントだろうかと思いましたがやがて軽トラで取りにこられました。そして軽トラに乗せて帰られ、翌日届けて下さいました。
料金もパンク修理代のみで私としては、とても心苦しい思いをしました。
 それが縁でお付き合いをすると、和田さんは湖陵の方でパンクをした学生の所まで行き、その場での修理が不可能な場合は、学生を家まで送り、自転車は持って帰り修理をしたこともあるとのお話でした。
 私から言えば、そんなことをしていては儲からないと思えるのですが、和田さんは野球のスポーツ少年団のお世話を昔からやって青少年の健全育成にも力を入れておられ、「ともかく子供が好きなんです」が口ぐせのようでした。
昨今、自転車店は、この出雲でも非情に少なくなり、緊急のパンク、故障の修理ができなくなりつつあります。
 何故かと言えば、みんなが安い自転車を求め、量販店で購入するからです。自転車店で買わなくなるから廃業する自転車店が多くなる。
 今、和田さんのような人は非情に貴重な人であると思われます。しかし、彼も60歳を過ぎています。この先何時まで出来るのかわかりません。こうゆう方がいなくなれば、その後自転車通学する子ども達はどうなるのでしょうか。